ビール大好きシングルファーザー奮闘記

大学生の娘と高校生の息子と暮らすシングルファーザーです

権利の主張

先日、仕事中に地下鉄で移動しているときの話。

私は電車で移動するときはスマホより文庫本で読書するほうが好きなのでその日も読みかけの小説を読んでいました。

隣の席にはオッサンが座っていたけど、どこかの駅で降りたのでその席は空いていました。

端っこの席なのですぐに誰かが座りそうなものだけどなぜか誰も座らない。

ちょっと周りを見渡すとこの車両には普通に立っている人も多いのになんで?

 

と思って隣の座席を見てみると

 

!!!

 

なんとでっかい財布が置いてある!!

 

さっき隣に座っていたオッサンが落としていったのか?

とりあえずそのままだと誰も座りそうもないので財布を拾い上げて私がそのまま保管。

するとすぐに前に立っていた人がそこに座る(^^;

 

最寄り駅で降りて駅員に渡したほうがいいのかもしれないけど私もそんなに時間に余裕があるわけじゃないのでそのまま自分が降りる駅まで持って行った。

改札にいた駅員さんに事情を話して財布を渡すと財布の中身を確認したうえで

 

「権利の主張はされますか?」

と聞いてきた。

 

「は?権利?誰が何の権利だって?」

と聞き返すと

 

「財布の中に現金が入っているので拾った人は遺失者からお礼を受け取ることができます」

「なので貴方の名前や連絡先をお聞きすることになりますが」

 

と言われたので、面倒だしそんな時間もないので「別にいいです」と断ってそのまま立ち去りました。

さっきの感じだと財布の中に入っていた現金は5~6万円って感じだったのでお礼と言っても5千円とかそんなもんだろう。

これが100万円拾ってお礼10万円とかだったら権利を主張したかもね!

 

さすがにあのオッサンもすぐに落としたことを届けるだろうから落とし主が現れないなんてこともないだろうしこれで良かったはず!

 

仮にこのまま財布をパクったところで手に入るのは5~6万円。

そんな程度の金でモヤモヤしながら過ごすくらいなら、ちょっとイイ事をしたと気持ち良く過ごす方がいいに決まっている(^^♪

 

ということでほんの少しだけですが「徳」を積んでおきました(笑)